店舗内装工事コラム
大阪市・東京の飲食店で設備工事の重要性をお伝えします。独立開業するなら設備が重要
冷暖房は適切に装備されているか、個室の場合は隣の席の顧客が見えないような作りになっているか、カウンターの場合は開放的な空間が確保できているかなどをチェックしていきましょう。
顧客が快適な空間を設備工事によって実現するだけでも、売上が大きく向上していく可能性が高まります。
ただし、飲食店の取り扱うメニューによって設備も変更していくことが重要です。
例えば、フランス料理を取り扱っている店舗であれば、店内の設備は広々とした開放的な空間にすることが良いでしょう。
そのためにも、キッチン側を少しだけ狭くして、顧客側を広く設計させます。
また、店内の照明も料理が綺麗に見えるように強くしておくことが良いでしょう。
こうするだけでも顧客の満足度は大きく変わります。逆にエスニック料理を取扱う店舗では、照明を暗めに設定しておくことで雰囲気を楽しむことが出来るのです。
独立開業するにあたり、飲食店の設備工事は顧客側だけでは留まりません。
キッチン側も機能的な設備にしていくことが重要です。例えば、ラーメン店の場合は夏場は熱中症のリスクが非常に高くなってしまうほど、キッチンの空間は非常に暑くなってしまいます。
室内で水分補給をしっかりしていたとしても熱中症で倒れてしまうリスクはあるので、きちんと空調設備を用意しておくことは重要です。
ただし、そのままエアコンを設置してしまうと、料理の湯気などによって故障のリスクが高まってしまいます。
そこで、可動式のダクトを天井に取り付けたエアコンに設置して、自由に向きを変更できるようにしましょう。
こうするだけでも故障のリスクを軽減するだけでなく、冷気に指向性をもたせることができるのです。
キッチンの設備では、調理中に器具が故障しないように信頼性のあるメーカーのものを利用することが重要です。
資金が限られていたとしても、頻繁に注文されるメニューが作れないと言った事態に発展してしまうと、その日の売上はゼロになってしまうことがあります。
だから、頻繁に注文されるメニューが確実に作れるようにするためにも、関係する設備は新品のものか信頼性のあるメーカーのものを採用しましょう。
調理用の設備の中では、冷蔵庫の冷媒が無くなったり、電気式のコンロが正常に動かないなどの問題が発生することがあります。
中古品を導入する際には使用年数などをしっかり把握した上で購入します。
高価な設備や調理器具の場合はリース契約という方法もあります。
試験的にメニューを提供したい場合や、期間限定のメニューを提供したい場合に積極的に利用すれば安く済ませることも可能です。
最後にキッチン側と顧客側の間仕切りの問題について考える必要があります。
常にホールに従業員が待機している場合は、間仕切りを作ったとしても問題はありません。
しかし顧客に安心感を与える意味でも、キッチンと顧客側は強化ガラスで見えるようにしておくと良いでしょう。
顧客に提供するメニューを真面目に調理している従業員が見えるので、安心して注文することが出来ます。
逆に顧客側からキッチン側が全く見えない店舗では顧客に対して信頼感を損ねてしまう原因になってしまいます。
間仕切りを使う場合は可能であれば、ガラスで外から見えるようにしましょう。
飲食店の独立開業は夢もありますが、決して簡単なものではありません。
やるからには設備をしっかりととのえて、人気の繁盛店を作ってもらいたいです。
大阪市内で飲食店を独立開業するのであれば、まずは店内の設備から考えていくことが重要です