小さい子供の熱中症対策にミストシステム
霧を作り出して噴霧するミストシステムは、小さい子供の熱中症対策で注目を集めています。
名前の通りミストを人工的に機械で作り、これをポンプなどでノズルから空気中に噴霧するのが特徴です。
水分量は少ないので、湿度が上がって気化熱が減少する心配はありませんから、速やかに乾く上に周辺の熱が奪われるので涼しくなります。
体感温度が数度下がるというデータが存在するので、改めてミストシステムは熱中症対策に期待できることが分かります。
ミストは水道水を使って作られますから、給水の手間はないですし、常に清潔な水が供給されるので衛生面の心配は無用です。
空気中を満たす霧の質が、飲料水と変わらないことを意味するので、そういう意味でも子供にとって安心です。
また、従来の空調とは違って消費電力が少なめですから、省エネやエコの観点でも導入を検討する価値があるといえます。
屋内だとエアコンの運転を抑えることができるので、節電をしながら熱中症対策が実現します。
屋外でも気象や環境条件によりますが、ミストシステムはやはり屋内と同様に子供の安全を守るのに有効です。
体感温度を下げる作用に加えて、視覚的に涼しく感じられる空間演出にも繋がります。
ミストが肌に触れる度に熱を奪いますが、あっという間に乾くので不快感はなく、むしろ冷たい風が肌に当たる空調とは異なる快適性が得られます。
エアコンは、風を冷やして空間に放出しますから、肌に直撃すると体調を崩してしまう場合があります。
しかし、ミストシステムのミストは水道水なので冷た過ぎず、更に拡散するのでマイルドなひんやり感が楽しめます。
埃や塵が舞い上がるのを防ぐ嬉しい副次的な作用もあるので、ミストシステムを使用する空間では、単なる熱中症対策以上の効果に期待が持てます。
ニオイも抑えられることになりますから、埃による気になるニオイが発生する場面でも、ミストがあれば効果的に対策できます。
熱中症対策の観点では、広範囲の温度をまとめて下げることが可能で、安全かつ省エネな点が導入検討の材料になるでしょう。
風を送るファンとの相性が良く、より子供を熱から守る効果が相乗的に高まりますから、両方セットで導入を検討するのがベストです。
ファンはいわゆる扇風機ですから、省エネにおいてエアコンよりも優れていますし、何より100Vの電源が使えるので設置場所を選ばないのが嬉しいところです。
日本は高温多湿で湿気が気化熱を妨げますが、ドライな霧を噴霧するシステムであれば、高温多湿環境でも温度低下による快適性と子供の健康保護が両立できます。