ウィルス対策にミストシステムが良い3つの理由
地球温暖化が社会問題になるのにともなって、ミストシステムは屋外を冷却する装置として注目を集めるようになりました。
1基のミストポンプを使用した1ユニットの装置を設置するだけで幅広いスペースを冷却することができ、コストパフォーマンスが非常に優れているという特徴があります。
最近ではショッピングセンターやテーマパーク、イベント会場などでこのシステムが採用されるようになり活躍しています。
ミストの気化熱による冷却効果は屋外だけでなく屋内にも活用でき、気温が高く湿度が低いほど冷却効果も高まるという特徴があります。屋内に装置を設置して冷却効果を期待するのであれば、換気扇やルーフファンなどによる換気システムにも注意しなければなりません。換気扇などを使用して空気の循環や換気を改善しミストによって湿度の高まった空気を屋外に排出すれば、湿度を上げずに温度だけを下げることができます。加熱処理を必要とする工場や自動車の整備工場、倉庫などでミストシステムを導入すれば温度と湿度の効率的な管理が可能になります。
ミストシステムは本来温度と湿度の管理を目的としたものですが、最近では新型コロナウィルスの蔓延にともないウィルス対策のためにも利用されるケースが増えています。
このシステムは液体を霧状にして幅広い空間に効率的に撒くことができるので、建物の内外を問わずウィルス対策に利用できます。
アルカリ性の次亜塩素酸ナトリウムは漂白剤などに含まれており、炭酸水で中和すると人体などに影響のない弱酸性の次亜塩素酸になります。次亜塩素酸には次亜塩素酸ナトリウムの約80倍もの殺菌力があり、各家庭でも簡単に作ることができるため新型コロナウイルス対策として注目を集めています。ウィルス対策にミストシステムを導入し、次亜塩素酸水を撒けば幅広い範囲の除菌が可能になります。
このシステムには広い範囲の温度と湿度を管理できるだけでなく、効率的にウィルスを除去できるというメリットが存在します。ショッピングセンターなど広い範囲を除菌するためには、スタッフにアルコールや次亜塩素酸水の入ったスプレーを持たせて作業を行わせる必要があります。
この方法ではスタッフの数に限界があり、常に広い範囲の全てをカバーできるわけではなく人件費もかかってしまいます。ミストシステムを導入して次亜塩素酸水を撒けば、費用を抑えて常に広い範囲のウィルスを除去することができます。温度や湿度の管理とウイルスの除去が効率的に可能なだけでなく、コストパフォーマンスも優れているのでウィルス対策に効果的です。